マルセル・デュシャンがレディメイドの便器をホワイトキューブにおく事で作品として成立させた事に対し、この作品は使用されている便器をその空間の中で作品として成立されるために、茶の湯文化に見られる表現を用い、外の自然を室内に生けることで外と内をリンクさせ、便器を野外彫刻として見立てることを意図した。一方で極限迄に無機質でプライベートな空間が開放的な野外空間として見立てられた事によって感じる違和感が人間の内心に潜在するエロスを刺激する表現を持ち始めた
Dem Hier
Plants
2009
Bonn(Germany)