ヨーロッパの建築装飾様式を用いて築いた坪庭のインスタレーション
宗教、風土、文化等の比較研究から見えてきた日本の独自性として茶の湯文化の中の芸術観をに着目しもおこなった作品で、池の上に1坪の広さの庭をつくり土をひき、浮かべた。茶室の最小空間とされる1坪、これは対の人間の対話を意味する。
足許を確保してその頭上に広がる無限の宇宙空間。
庭は池の上を風に吹かれて浮遊する。変化する庭の植物この雄大な時間の中で同じ状況は二度とない。池という母胎の中から産まれくる生命。そんな自然との対話を意図した。
GARDEN
-Gespräche mit der Natur-
2010
Alanus Hochschule / Germany
坪庭のドキュメント映像と扇風機、レースカーテンに描いたドローイングを使い、ギャラリー内の一部に生活空間を意識したインスタレーションを展示
扇風機の風でカーテンに描かれたドローイングを揺らめかす事で時のうつろい、心情の変化を映像とリンクさせた