六甲山カンツリーハウスをひとつの大きな池に見立て、施設内に大きな鯉のタープを設営した。 カンツリーハウス内の実際の池にはたくさんの鯉が泳いでおり、人が近づくと餌を求めて集まってくる。 一方でタープの素材である鯉のぼりは、人の願いをのせて風になびいて空を泳いでいる。大きな鯉と、小さな鯉に挟まれて、現実と空想の行き来を楽しみながら、鯉の中にもぐって遊んでもらったり、休憩に使ってもらったり出来る様な、六甲山カンツリーハウスの象徴的な場としての作品となった。 また期間中使われなくなった鯉のぼりで小さな旗を作り、これを願いを風に乗せ天に届ける意味を持つ、チベットのタルチョに見立て約500枚の旗を来られた皆様に自由に結んで頂き、人々の願いを視覚的に移し替える試みも行なった。
ROKKO CARP CAMP
鯉のぼり
2011
六甲山カンツリーハウス/神戸